3月6日から7日に赤岳鉱泉でソロのテント泊しに硫黄岳へ
最初、美濃戸口から登る予定だったのだが、下山後に用事が出来たため赤岳山荘からスタートした。
美濃戸口から赤岳山荘までの道は公道ではないのでとても道が悪い。
赤岳山荘まではあまり雪はなかったがそれでも四駆でないと危ないかもしれない。
私はエクストレイルに乗っているが怖いところはいくつもあった。
それはともかく登山開始である。
赤岳山荘から赤岳鉱泉までは特に危険なところもなく2時間はどで到着。
サッサとテントを組み立て、余分な荷物をテントにブチ込み赤岳鉱泉で食事。

赤岳鉱泉といえば夏は風呂に入れる、冬はアイスクライミングができるなどいろいろあるがカレーもオススメである。
赤岳鉱泉のカレーは6種類ほどあり今回はマレーシアカレー(たぶん)を注文した。
これが結構スパイスが効いてて美味しかった。
カレーをつまみにビールや赤ワインでも飲みたいところであるが今日は硫黄岳までいく予定。
アルコールは夜まで我慢である。
さて腹ごしらえもできたところで今回の本命、硫黄岳である。
硫黄岳とは南八ヶ岳にある2741mの山。
私は爆裂火口などの自然の理不尽さが際立つ山が好きだ。
と言っても実は硫黄岳は雪山としては難易度は低く頂上付近が少し岩がでているくらい。
雪山練習にもうってつけの山だろう。(初心者が行く時はガイドさんなどをつける方が安心だが)
まずは樹林帯を2時間ほど進む。

この前日に雪が降ったのと平日だったため雪があまり踏み締められてなくて歩いていてとても気持ちがいい。
天候も晴天でこの時は樹林帯だったためむしろ暑いくらいだった。

稜線が見えてきた。

樹林帯を抜けると後は稜線歩きを楽しめる。

稜線に出る。
爆風だが太陽が出ているので思ったよりは寒くない。
ここまでくると頂上はすぐだ。
そして

登頂!!
しかし硫黄岳はまだ先がある。

この先を途中まで歩ける。
この断崖絶壁が爆裂火口。
昔の噴火で吹き飛んだらしい。

爆裂火口の先端部分(ここから先は侵入禁止)
絶景だが立ち止まって1分もすると急に体が冷えてきたので赤岳鉱泉まで下山する。

この日は本当に天気が良く八ヶ岳がとてもきれいだった。
さてテントについてマジックパスタとスープをおつまみに酒を飲む。
この時のテントの中だが雪山とは思えないくらい暖かかった。

少し見辛くて申し訳ないが、テント内は20度近くあった。ちょうど日のあたるいい場所を確保できてよかった。
だが…
日が落ちてからはこんなに甘くなく夜中にはテント内の結露が凍って風で揺られるたびに落ちてきた。
寒すぎてスマホを出すのすら嫌になる。
1時間に一回くらい寒さで目が覚める。
それでも雪山にしては眠れた方なのだろう。
朝、軽く朝食を済ませ、紅茶に粉のレモネードを入れ体を温める。
テント泊をするたびに思うのだがなんでこんなしんどいことをしているのか自分でも疑問である。
もうテント泊は嫌だ…
とか思いながら毎回下山する。
しかし車で帰る時には思い出は美化され、次はどこに行こうか考えているのだから厄介である。
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